カーニバル期間中は、以下のカレンダーでもわかる通り、

カーニバル音楽・ソカのイベントが毎週末、

最終週になると毎日一日に何ヶ所もの場所で開催されます。

 

 

地元では、こういった複数のアーティストの出演する音楽フェスを fête（発音はフェット）と呼ばれ、

それはフランス語のパーティという意味。

カーニバル文化はフランス人からもたらされたため、

呼び名がフランス語のものも多く存在します。

 

 

fêteの種類も様々で、昼からのもの、夜中から朝までのもの、

明け方から昼間までやってるもの、

また内容も入場料を払って普通にライブのみ、

食べ放題・飲み放題のオールインクルーシブなど様々。

入場料の種類もGeneral（普通席エリア）とVIPに分かれていることが多く

イベントによってGeneralがステージ前のことも後ろのこともありますが、

VIPの方が客層が落ち着いている（より安全）と見ることが一般的です。

（ちなみにチケット代は日本円で5000円以上、高いものだと3万円近く、

決して安くないのであれもこれもというわけにはいきません。）

子供がメインのイベントでない限りはどどのfêteも会場でお酒を販売しています。

出演アーティストも告知で名前が掲載されていても出ないことも多いし、

他のfêteからはしごして出演するので、

いきなり目玉のアーティストが最初に出ることもあったり。

あまり細かいこと言わずに楽しもう、というくらいの心構えです。

 

毎年恒例fêteなどでは、ドレスコードとして着ていく服の色が発表されたり

（違う色を着て行ったからといって入場できないわけではない）

地元の人の間で「今年は白だって」みたいな会話が飛び交います。

 

そう、fêteは屋外の特設スペースで行われるものがほとんどです。

公園などだと芝生だし、女性はハイヒールで決めていきたいところですが、

フラットシューズの方が無難。

そして、男性はカリブ海・南国・リゾートというイメージで短パンやビーチサンダルで行くと

fêteによっては入場を拒否されることがあります。

そこはあくまで、トリニダードの一般的なドレスコードとして、

男性はロングパンツとシューズがこちらも無難。

 

ソカのアーティストは一年通して他のカリブの島やアメリカ、カナダ、イギリスなど

各地のカーニバル・イベントに出演するため、

トリニダードではカーニバル・シーズン以外の時期はバンド演奏のライブがなかなか見られません。

fêteはバンド演奏のもの、アーティストが出ずDJのみのものなど色々ですが、

もしカーニバルにトリニダードまで来たらどれか一つは fêteに行って、

ぜひ迫力のバンドライブを体験してもらいたいです。