
キューバのサルサ、ジャマイカのレゲエ、ドミニカ共和国のメレンゲなど、カリブ海は音楽の宝庫。そして、ここトリニダード・トバゴからも、いまや世界的に愛され一つの音楽ジャンルとして馴染まれている音楽が生まれています。トリニダード・トバゴへ来たら、本場ならではの迫力ある音楽をお楽しみください。

スティールパン(Steelpan)
ドラム缶を凹ませて音階をつけた打楽器。英領時代に禁止されたアフリカンドラムに変わるべき楽器として1930年代に誕生。その後、高・低音用の様々なパンが作られ、現在のスティールオーケストラが編成。

ソカ(Soca)
日本でもMinmi「サマータイム」を筆頭にソカビートがヒットし浸透。60年代、カリプソにインドのリズムが加わり、アップテンポのダンスミュージックとして誕生。90年代からパレード音楽として世界中のカリブのカーニバルの代名詞に。

カリプソ(Calypso)
1956年にハリー・ヴェラフォンテの「バナナ・ボート」などカリプソが世界中で大ヒット。ルーツは、西アフリカの語り部グリオッツ(Griots)やフランスの吟遊詩人という説。民衆の声を代弁するVoice of Trinidadと呼ばれています。

パラン (Parang)
400年以上前にスペイン人のコミュニティで生まれた、弦楽器を中心に構成されるバンド音楽。10月に入るとトリニダード・トバゴの町中からパランが流れ始める、クリスマスの風物詩となっています。